「iDeCoを始めてみたいけど、よく分からない!」「iDeCoのデメリットを知っておきたい」という方に向けて、iDeCoの3つのメリットと4つのデメリットについて解説します。
iDeCoの3つのメリット
毎月の最低金額は5,000円から1,000円単位
毎月の掛金は最低5,000円からなので、無理のない長期運用ができます。
なお、掛金を停止することはできますが、金額の変更は1年に1回のみです。
ご自身のペースに合った金額の設定をおすすめします。
節税になる
ここでのポイントはふたつ、1. 非課税と2. 所得控除です。
1. については、通常の利息などに掛かってくる課税が、iDeCoなら運用益は非課税になります。
2. については、運用益含め、全額が所得控除の対象になります。
iDeCoの資産を受け取りするときも、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の控除を受けることができます。
運用商品にバラエティがある
iDeCoは、大きく分けて「元本確保商品」と「投資信託」の2つから選べます。
さらに、投資信託は国内外の債権・国内外の株式の商品が用意されています。
不動産投資信託(REIT)もあるので、ご自身のリスク許容度に合わせて運用することができます。
iDeCoの4つのデメリット
運用商品の中には、元本保証されていないものがある
iDeCoは投資信託のため、受け取り時に資産が減ってしまう可能性もあります。
リスクがゼロではないことを留意しておきましょう。
60歳にならないと資産を受け取れない
60歳になるまで資産を受け取ることができません。
そのため、60歳になる前に、予期しない入院でまとまったお金が必要になったときなど、運用途中でiDeCoの資産を使うことは基本的にできません。
そのため、iDeCoとは別に貯蓄などをしておくことをおすすめします。
あくまでも、iDeCoは「私的年金」であることを念頭に運用すれば、メリットにもなりえます。
加入資格によって掛け金の上限が決まる
加入区分によって上限が違います。
例えば、国民年金の第2号被保険者で会社に企業年金がない場合、上限金額は毎月23,000円です。
加入区分 | 対象者 |
国民年金の第1号被保険者 | 日本在住、20~60歳の自営業・フリーランス・学生など |
国民年金の第2号被保険者 | 60歳未満の厚生年金の被保険者 |
国民年金の第3号被保険者 | 20歳~60歳の厚生年金に加入している人の被扶養配偶者 |
なお、上記対象者の中にも条件があるので、加入できない場合もあります。
iDeCo公式ホームページのコチラより、ご自身に加入資格があるかどうか確認することができます。
手数料がかかる
iDeCoを始めるには、下記4つのような手数料が掛かります。
a. 運営管理機関の手数料
b. 加入・移換時手数料(初回1回のみ):2,829円
c. 加入者手数料(掛金納付の都度):105円
d. 還付手数料(その都度):1,048円
さいごに
「iDeCoを始めてみたいけど、よく分からない!」「iDeCoのデメリットを知っておきたい」という方に向けて、iDeCoのメリットとデメリットについて解説しました。
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参考サイト:iDeCo公式ホームページ